病児保育室で病気の子供を預かった時には、逐一バイタルチェックなどを行う必要があります。子供の場合、まだ免疫システムが大人のようにしっかりとしているわけではありません。特にウィルス性の疾患にかかっている場合、一気に容体が悪化することも十分あります。ですから、ちょっとした変化にも敏感に反応できるようにしておきたいところです。
またそのためには、親御さんとのコミュニケーションをしっかり行うことも心がける必要があります。たとえば、どのような症状なのか、薬を内服しているのか、食べ物を食べられているのか、排せつは正常に行われているのかといったことを確認する必要があります。このような情報を入手することで、病気の子供の全身状態を把握してください。
通常、病児保育室では、医者や保育士も仕事をしています。時にはこのような他のスタッフとも連携して事態に対処する必要もあります。そこでほかのスタッフとのコミュニケーションを常日頃から密にとっておくことが大事なのです。